講義科目(2)医学専攻博士課程
学群名:分子病態学群
科目名:分子遺伝学
英文名
Molecular Genetics
科目概要
博士課程 分子病態学群 2単位 講義
開講期
2023年度 前期
科目責任者
藤岡正人
担当者
藤岡正人・亀山孝三・長尾和右・高山吉永・三枝智香
授業の目的
ヒトゲノムの解読が完了しポストゲノム時代となって既に17年近く経とうとしている。本講座ではゲノム解読が医学にもたらした恩恵について具体的な例を挙げながら紹介するとともに、学生各自が興味を持っている研究分野からエポックメイキングな論文を他の学生にもわかりやすく解説する機会を設ける。
教育内容
分子遺伝学とその関連領域の最先端の話題を提供し、レポート作成の手技を学ぶ。
教育方法
難易度の異なる総説や分子遺伝学に関する論文等を配布する。それを熟読して課題(レポート作成)を行い期日までに提出する。内容について不明な点があればメールにて質問を受け付け、メールであるいは電話にて回答する。
授業内容(シラバス)
回
項 目
内 容
担当者
1
分子遺伝学入門
ヒト遺伝子の構造と機能
藤岡正人
2
ヒトのゲノムとは
ヒトゲノムの概説
藤岡正人
3
ポストゲノム時代
ヒトゲノム解読後の展開
亀山孝三
4
遺伝子解析入門編
遺伝子解析の基礎
亀山孝三
5
遺伝子解析応用編
遺伝子解析の実際
高山吉永
6
次世代シーケンサーの基礎
次世代シーケンサーの基礎理論
高山吉永
7
次世代シーケンサーの応用
次世代シーケンサーと臨床
亀山孝三
8
ゲノム編集
ゲノム編集の基礎と応用
長尾和右
9
アポトーシスの分子機序
アポトーシス研究の歴史
長尾和右
10
アポトーシスと疾患
アポトーシスと臨床
長尾和右
11
論文の構造と作成
自分で論文を書くにあたって
藤岡正人
12
最近注目を浴びた論文紹介 -1-
最近注目を浴びた論文を読んで解説する
藤岡正人
13
最近注目を浴びた論文紹介 -2-
最近注目を浴びた論文を読んで解説する
高山吉永
14
最近注目を浴びた論文紹介 -3-
最近注目を浴びた論文を読んで解説する
三枝智香
15
最近注目を浴びた論文紹介 -4-
最近注目を浴びた論文を読んで解説する
藤岡正人
到達目標
関連領域の最新トピックスを理解し、他の学生にもわかりやすく説明ができる。
評価方法
レポートの内容で評価を行う(90%)。質問の内容も評価に加える(10%)。
準備学習
(予習・復習等)
(予習・復習等)
分子遺伝学の関連する英語のエッセイを読んで理解できる読解力をつけておくと論文読解の際役立つ。紹介された論文で理解できなかった部分は参考書等で理解を深め、それでも不明な点はメールにて担当教官に質問する。
授業外学習時間:60時間
授業外学習時間:60時間
その他注意等
特になし
教科書
特になし
参考書
特になし