学修要項(シラバス)
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講義科目(2)医学専攻博士課程

学群名:生体機能医科学群

科目名:細胞免疫学

英文名
Cellular Immunology
科目概要
博士課程 生体機能医科学群 2単位 講義
開講期
2024年度以降開講予定
科目責任者
末永忠広
担当者
末永忠広・竹内恵美子・佐藤 雅・今西貴之
授業の目的
免疫学を中心とした最新のトピックスに触れ、様々な視点で書かれた原著論文を批判的に読解する能力をセミナーにおけるディスカッションを通じて学び身につける。
教育内容
抗原提示の分子メカニズム、免疫応答の細胞制御、メモリー細胞生成とその維持、自然リンパ球の分化経路と機能、免疫細胞分化・免疫応答におけるエピジェネティック制御、イムノメタボリズムあるいはメタボリックイムノロジー、マスター転写制御因子による分化制御、マイクロRNAによる機能制御、など最新の話題をカバーする。
教育方法
毎回、最新の原著論文をハンドアウトとして紙媒体もしくは電子媒体で準備・共有する。受講者は、輪番制で最低1度、情報提供側としてプレゼンテーションを行って、研究手法・結果とその解釈と問題点について説明する。担当教員は補足の説明をして、その回をまとめる。
授業内容(シラバス)
項 目
内 容
担当者
1
分子細胞免疫学研究(1)
最新論文抄読、討論
末永・竹内・佐藤・今西
2
分子細胞免疫学研究(2)
最新論文抄読、討論
末永・竹内・佐藤・今西
3
分子細胞免疫学研究(3)
最新論文抄読、討論
末永・竹内・佐藤・今西
4
分子細胞免疫学研究(4)
最新論文抄読、討論
末永・竹内・佐藤・今西
5
分子細胞免疫学研究(5)
最新論文抄読、討論
末永・竹内・佐藤・今西
6
分子細胞免疫学研究(6)
最新論文抄読、討論
末永・竹内・佐藤・今西
7
分子細胞免疫学研究(7)
最新論文抄読、討論
末永・竹内・佐藤・今西
8
分子細胞免疫学研究(8)
最新論文抄読、討論
末永・竹内・佐藤・今西
9
分子細胞免疫学研究(9)
最新論文抄読、討論
末永・竹内・佐藤・今西
10
分子細胞免疫学研究(10)
最新論文抄読、討論
末永・竹内・佐藤・今西
11
分子細胞免疫学研究(11)
最新論文抄読、討論
末永・竹内・佐藤・今西
12
分子細胞免疫学研究(12)
最新論文抄読、討論
末永・竹内・佐藤・今西
13
分子細胞免疫学研究(13)
最新論文抄読、討論
末永・竹内・佐藤・今西
14
分子細胞免疫学研究(14)
最新論文抄読、討論
末永・竹内・佐藤・今西
15
分子細胞免疫学研究(15)
最新論文抄読、討論
末永・竹内・佐藤・今西
到達目標
最新の論文の抄読。各参加者が当番制(1〜2名/回)で英文論文を紹介し、背景を含めて内容を説明する。目的・実験法・データ・考案等についてディスカッションする。ユビキチン依存性タンパク分解系と抗原提示、オートファジーによる自然免疫応答の制御、NKT細胞による自己免疫応答の制御、Tリンパ球亜群の分化・機能、メモリーT/B細胞の生成と維持、感染性微生物の遺伝子産物による免疫逃避機構、無菌炎症と生体物質のセンシング、アレルギー誘導のメカニズム、自己免疫疾患・免疫不全症の診断・治療、腫瘍免疫などの免疫学の話題に関して討論が出来る。
評価方法
担当時における論文選定(時宜・インパクト)・読解内容(理解度・プレゼン力)・発表資料の完成度などを総合して70%、非担当時における参加内容(ディスカッション・質問など)を30%として評価する。
準備学習
(予習・復習等)
免疫学未習者は受講までに下記の参考書等で予習しておく(15時間〜)。担当回は、一流誌から論文を選び、精読した上で、引用文献も渉猟し、背景・最新の解析手法・結果とその解釈・示唆される一歩進んだ「読み」・問題点などについてディスカッションする。このための資料スライドを作成するために30時間の準備が必要である。非担当回にも事前に送られる文献を読むために15時間は必要とし、全体で60時間の授業外の学習時間が必要となる。
その他注意等
対面受講を基本とするが、新型コロナウイルス感染症の蔓延状況に応じてZoomによる受講も行う。
教科書
Nature誌とその姉妹誌, Science誌とその姉妹誌, Cellとその姉妹誌 (Immunityなどのjournalも含む), J Exp Med, J Clin Investなどの一流誌の原著論文を用いる
参考書
JANEWAY'S IMMUNOBIOLOGY 10th ed. (JANEWAY'S 免疫生物学 第9版 (南江堂))