学修要項(シラバス)
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講義科目(2)医学専攻博士課程

学群名:医療工学群

科目名:医療工学群講義

英文名
Multi‐Departmental Lectures on Medical Engineering
科目概要
博士課程 医療工学群 2単位 講義
開講期
2023年度 通年
科目責任者
熊谷 寛
担当者
熊谷 寛・小久保謙一・福田 宏・テイ テイ ルイン・小川恵美悠・村石 浩・我妻 慧・鍵谷 豪・小菅智裕・渡邉祐介・原 秀剛・吉田和弘・橋本成世・守田憲崇・酒井利奈・有阪直哉・坂口和也・藤井清孝
授業の目的
医療工学群担当教員の個別の研究内容を中心として、幅広い分野を俯瞰する。             
医療工学分野の高度な専門知識を習得し、各専門分野における総合能力を高めることを目指す。
教育内容
生体機能代行装置、色彩工学と色覚、位相X線イメージングでみる生体組織、生体光作用および光治療・診断、コンプトンカメラ法によるγ線イメージング、陽電子断層撮像(PET)、放射線の生物影響、生体情報の表面計測と信号処理、放射線治療の技術革新、Dual-Energy CT、医療機器の製品安全、高精度放射線治療、生体信号データ、有限要素法による応力解析、ニューラルネットワーク、薬物動態解析と画像処理、医療機器・設備に関連する医療トラブルなど、医療工学分野の高度な専門知識を習得できる。
教育方法
パワーポイントと配付資料などを用いて講義を行う。
授業内容(シラバス)
項 目
内 容
担当者
1
生体機能代行装置
生体機能代行装置の機能と構造について述べる
小久保謙一
2
色彩工学と色覚
色彩工学と色覚の諸問題について解説する
福田 宏
3
位相X線イメージングでみる生体組織
位相コントラストX線イメージング法による生体組織の可視化について解説する。
テイ テイ ルイン
4
生体光作用および光治療・診断技術
光を用いた治療・診断技術とその原理を解説する
小川恵美悠
5
コンプトンカメラ法によるγ線イメージング
コンプトンカメラ法によるγ線イメージングの概略を説明する
村石 浩
6
陽電子断層撮像(PET)の最新技術と臨床利用
近年の陽電子断層撮像(PET)の最新技術とその有用性について解説する
我妻 慧 
7
放射線の生物影響
被ばくによる生物影響について解説する
鍵谷 豪
8
生体情報の表面計測と信号処理
生体表面から得る信号の処理方法と応用について解説する
小菅智裕
9
放射線治療の技術革新
放射線によるがん治療のメカニズムから最新の照射技術と線量測定技術について解説する
渡邉祐介
10
Dual-Energy CTの原理と臨床応用
Dual-Energy CTの原理と臨床応用について解説する
原 秀剛
11
医療機器の製品安全について
医療機器を開発する側から見る製品の安全について解説する
吉田和弘
12
高精度放射線治療
高精度放射線治療装置および最新の治療技術について解説する
橋本成世
13
生体信号データの最適化
時系列生体信号を表現する手法である最適化手法について解説する
守田憲崇
14
有限要素法による応力解析
有限要素法による応力解析の詳細を解説する
酒井利奈
15
ニューラルネットワークの概要
代表的なニューラルネットワークについての概要と応用について解説する
有阪直哉
16
薬物動態解析と画像処理
PET受容体結合能評価を中心に定量評価の手法と、インビトロ操作とは異なる困難さを概説する。
坂口和也
17
医療機器・設備に関連する医療トラブル
最近の医療機器や設備に関連するインシデント・アクシデントについて概説を行う
藤井清孝
到達目標
医療工学分野の基礎と応用に関して幅広い教養を身につける。
評価方法
レポート(100%)。17回のうち出席60%(11回)以上を以って、評価する。どれか2つの講義内容をまとめたレポートを提出させて評価する。
準備学習
(予習・復習等)
興味あるテーマやその周辺を予習しておく。講義プリントをもとにさらに深く調べる。授業外学習時間:60時間
その他注意等
レポート提出締切: 2023年10月27日(金)17:00(テーマ、担当者を必ず明記すること)
レポート提出先 : 医療系研究科事務室
教科書
特になし
参考書
特になし