学修要項(シラバス)
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講義科目(2)医学専攻博士課程

学群名:臨床医科学群(外科系)

科目名:外科学

英文名
Surgery
科目概要
博士課程 臨床医科学群 2単位
開講期
2022年度以降開講予定
科目責任者
比企直樹
担当者
山下継史・比企直樹・細田 桂・三階貴史・佐藤武郎・新原正大・海津貴史・内藤 剛・隈元雄介・加藤 弘・古城 憲・久保任史・西澤伸恭
授業の目的
外科学における基礎医学の臨床への展開と現代の外科学の潮流を理解する。20世紀後半から今世紀にかけ、医学・生物学の進歩は目覚しく、新しい世紀の課題はポストゲノム時代であるといわれる。これらことに分子生物学の研究成果は外科学にとっても無縁ではない。歴史的に治療学である外科学は、病的部分(病巣)を観血的手法(外科的手法)で切除し、残存する臓器の能を保全する、すなわち「切除」・「再建」に関する研究成果の上に発展してきた。これまで外科の手術手技ならびに麻酔学の進歩に支えられ、臓器置換による治療手段すなわち臓器移植や人工臓器に関するアイデアと可能性から、「置換外科」が展開した。これらの臨床応用には免疫学、細胞生物学、医用工学などさまざまな基礎研究の成果が集積され今日まで発展してきた。将来は再生医学の進歩にともない、「再生外科」への発展が期待されている。
また、人類の敵である悪性腫瘍の外科治療も、病的部分の摘除のみから出発し、今日では悪性腫瘍の生物学的悪性度に関する研究成果無くしては、悪性腫瘍の外科的治療の進歩は望めないところにきた。一方、医療におけるさまざまなニーズが変化し、患者QOLの維持には侵襲が少ない必要十分な外科学が求められる時代になった。およそ15年前から全世界的に広く行われるようになった内視鏡外科は、患者ニーズにこたえる外科治療であろう。これらの臨床展開には、分子生物学的研究、ロボット工学などの工学的研究支援などなくしては将来の発展はないであろう。
以上のように、基礎医学研究の土台を如何に臨床に展開するか、いわゆるトランスレイショナルリサーチの展開が未来の外科学を変貌させることになる。
これらの背景から、外科学における講義目標 key word を「外科における基礎医学と臨床展開を理解する」とした。
教育内容
自分が目指す専門分野の癌の分子異常に精通するための研究に携わる。
教育方法
自分が目指す専門分野の癌の分子異常に精通するため、癌腫ごとの予後と治療法および検査に用いる可能性を秘めた遺伝子の発現などを解析する。重要な臨床的意義を示す場合、株化細胞に遺伝子導入して表現型の変化を観察し、場合によっては治療(抑制)実験も追加する。
授業内容(シラバス)
項 目
内 容
担当者
1
外科と分子生物学
外科と分子生物学
山下継史
2
胃癌の診断と外科治療
外科治療の方法と意義
比企直樹
3
GERDとBarrett食道の病態
GERDとBarrett食道の病態について
細田 桂
4
癌微小転移
診断治療
未定
5
乳癌における個別化治療
癌治療における手術治療の意義
三階貴史
6
外科手術と侵襲
手術症例をディスカッションする
佐藤武郎
7
食道癌と集学的治療
食道癌の外科治療
新原昌大
8
消化管GISTの外科治療
消化管GISTの外科治療について
菊池真理子
9
大腸癌と低侵襲治療
大腸癌と低侵襲治療
内藤 剛
10
直腸癌と集学的治療
直腸癌と集学的治療
未定
11
膵臓癌の診断と外科治療
外科治療の方法と意義
隈元雄介
12
胆道癌の外科治療
胆道系癌の外科治療
久保任史
13
肝臓癌治療と予後
肝臓癌の外科治療
西澤伸恭
14
乳癌の外科治療
乳癌の次世代外科治療
三階貴史
15
甲状腺外科治療
甲状腺診断治療
加藤 弘
到達目標
外科学の抱える課題を明確に認識する
評価方法
講義出席状況・学会発表の有無・論文発表の有無をもって評価する。
準備学習
(予習・復習等)
腫瘍外科学の基礎
1.病期分類の意義
2.外科治療の意義
3.手術法の理解
授業外の学習時間:60時間
その他注意等
特になし
教科書
指定なし
参考書
指定なし