講義科目(2)医学専攻博士課程
学群名:臨床医科学群(外科系)
科目名:整形外科学
英文名
Orthopedic Surgery
科目概要
博士課程 臨床医科学群 2単位 講義
開講期
2024年度以降開講予定
科目責任者
髙相晶士
担当者
髙相晶士・高平尚伸・井上 玄・中澤俊之・内山勝文・内田健太郎・宮城正行・見目智紀・小沼賢治・助川浩士・福島健介・松浦晃正
授業の目的
骨、関節、脊椎などの運動器の正常と異常・疾患についての習得を目的とする。また、運動器疾患の病態、そして診断と治療の進め方について学ぶ。さらに、運動器疾患にまつわる基礎的研究とともに、臨床研究を行うことを目標とする。実習を通し、すぐれた外科系医師の素養と発展的な診断・治療技術を身につけることを目的とする。また、最新の整形外科医療についても学ぶ。外科系であるため手術なしではその本質は語れない。このため運動器外科手術の実際についても学ぶ。さらに、基礎研究の内容と方法について学ぶ。
教育内容
講義では、整形外科、運動器外科の疾患の実際を示し、その病態について説明する。また、多岐にわたるその治療法について示すとともに、手術的治療の実際を供覧する。また、基礎研究の多彩な種類、内容と方法、その進め方と臨床応用について供覧し、今後の運動器外科の進む道しるべを示す。
教育方法
詳細未定
授業内容(シラバス)
回
項 目
内 容
担当者
1
整形外科と痛み
痛みの原因とメカニズムについて詳説
井上 玄
2
骨折治療の実際
外傷、骨折の治療について詳説
松浦晃正
3
骨粗鬆症とサルコペニア
骨粗鬆症とサルコペニアの今後の展望
宮城正行
4
脊柱変形の診断と治療
近年増加する脊柱変形の診断と治療
髙相晶士
5
脊椎外傷の診断と治療
脊椎・脊髄損傷の診断と治療の現在
中澤俊之
6
頚椎・腰椎疾患の診断と治療
脊椎疾患の診断と治療の詳説
宮城正行
7
股関節疾患の骨切り手術
股関節手術のうち骨切り治療の実際
高平尚伸
8
深部静脈血栓症の診断と治療
手術合併症の静脈血栓の診断・治療
高平尚伸
9
特殊な股関節障害
股関節疾患の中でも特殊な疾患の詳説
内山勝文
10
人工股関節手術
股関節治療の中心となる人工関節手術
福島健介
11
骨折治療の基礎
骨折はなぜ治癒するのかの基礎的研究
内田健太郎
12
人工関節の再手術
股関節・膝関節人工関節再置換の実際
内山勝文
13
整形外科と幹細胞
近年話題の再生医療の整形外科の実際
内田健太郎
14
上肢・手の外科の実際
上肢と手の外科の診断と治療
小沼賢治
15
肩関節の障害
肩関節疾患の診断と治療
見目智紀
到達目標
整形外科診療と治療について深い知識と実践を身につける。さらに、病態と治療に関して自らの考察と実行が深く行えるように実践する。
評価方法
実習態度、学会と研究会への参加。論文作成。以上により総合評価する。
準備学習
(予習・復習等)
(予習・復習等)
標準整形外科学(医学書院)を中心として整書にて事前学習をすすめる。講義内容に照らして学習を行っていることが望ましい。講義で十分ではない部分はさらに掘り下げて整書での学習と復習を薦める。
授業外の学習時間:60時間
授業外の学習時間:60時間
その他注意等
特になし
教科書
標準整形外科(医学書院)
参考書
運動器診療 最新ガイドライン(総合医学社)