講義科目(2)医学専攻博士課程
学群名:臨床医科学群(外科系)
科目名:泌尿器科学
英文名
Urology
科目概要
博士課程 臨床医科学群 2単位 講義
開講期
2023年度 通年
科目責任者
岩村正嗣
担当者
岩村正嗣・松本和将・石井大輔・津村秀康・池田勝臣・高口 大
授業の目的
高齢者に代表的な前立腺癌には前立腺特異抗原(PSA)が有用な腫瘍マーカーとして存在するが、腎癌や膀胱癌など、他の泌尿器癌では未だ確立されていない。当科では、プロテオミクス解析などを用いて腫瘍マーカーの検討をしており、主として膀胱癌や腎癌の腫瘍特異蛋白の同定を行っている。また、臨床研究では腎移植を中心とした腎代替療法や、ロボット支援手術などの低侵襲治療の特質について学ぶ。大学院生にはこれらの研究手法のいくつかを組み合わせて展開する研究手法を理解し、自ら研究計画を立案実行する能力を獲得してもらいたい。
教育内容
1) 一般泌尿器科疾患の疫学、病態、治療法
2) 泌尿器癌における腫瘍マーカーの臨床的意義
3) プロテオミクス研究の習得
4) 腫瘍患者検体の収集と処理方法を習得
5) 泌尿器内視鏡手術、低侵襲治療法の臨床的意義
6) 血液透析、腹膜透析、移植免疫と腎移植など血液浄化療法の理論とメカニズム
2) 泌尿器癌における腫瘍マーカーの臨床的意義
3) プロテオミクス研究の習得
4) 腫瘍患者検体の収集と処理方法を習得
5) 泌尿器内視鏡手術、低侵襲治療法の臨床的意義
6) 血液透析、腹膜透析、移植免疫と腎移植など血液浄化療法の理論とメカニズム
教育方法
パワーポイントと配布資料を活用しながら、講義および討議形式ですすめる。
もしくは、webを用いて講義を行う。また、必要に応じて面談を行い適宜フィードバックを行う。
もしくは、webを用いて講義を行う。また、必要に応じて面談を行い適宜フィードバックを行う。
授業内容(シラバス)
回
項 目
内 容
担当者
1
腎代替療法/移植
腎移植と組織適合性
石井大輔
2
泌尿器科手術
泌尿器内視鏡外科手術と医療経済
岩村正嗣
3
腎代替療法/移植
腹膜透析(CAPD)での腹膜機能について
石井大輔
4
泌尿器腫瘍学
尿路悪性腫瘍の診断と治療と癌関連遺伝子の異常
松本和将
5
泌尿器内分泌
副腎疾患と内視鏡手術
池田勝臣
6
尿路の発生と先天異常
小児泌尿器疾患の基礎と臨床
高口 大
7
泌尿器腫瘍学
癌の免疫
松本和将
8
泌尿器腫瘍学
尿路性器悪性腫瘍における遺伝子治療の現状
津村秀康
9
腎代替療法/移植
腎嚢胞性疾患(PKD)と尿の再灌流障害
石井大輔
10
泌尿器腫瘍学
前立腺癌の基礎
津村秀康
11
泌尿器科手術
前立腺肥大症に対するレーザー治療
池田勝臣
12
泌尿器腫瘍学
前立腺癌の臨床
高口 大
13
腎代替療法/移植
透析のアクセス手術
石井大輔
14
泌尿器科手術
ロボット支援手術
岩村正嗣
15
排尿の生理
排尿障害のメカニズムと尿失禁の治療
岩村正嗣
到達目標
1) 一般泌尿器科疾患の疫学、病態、治療法につき理解する。
2) 腎癌、尿路上皮癌、前立腺癌における腫瘍マーカーの臨床的意義を理解する。
3) 腫瘍マーカー検索におけるプロテオミクス理論を理解する。
4) 腫瘍患者検体の収集と処理、ならびにプロテオーム解析が施行できる。
5) 泌尿器内視鏡手術、低侵襲治療法の臨床的意義を理解する。
6) 血液透析、腹膜透析など血液浄化療法の理論とメカニズムを理解する。
7) 移植免疫と腎移植について理解する。
2) 腎癌、尿路上皮癌、前立腺癌における腫瘍マーカーの臨床的意義を理解する。
3) 腫瘍マーカー検索におけるプロテオミクス理論を理解する。
4) 腫瘍患者検体の収集と処理、ならびにプロテオーム解析が施行できる。
5) 泌尿器内視鏡手術、低侵襲治療法の臨床的意義を理解する。
6) 血液透析、腹膜透析など血液浄化療法の理論とメカニズムを理解する。
7) 移植免疫と腎移植について理解する。
評価方法
講義内容に対する理解・授業態度(40%)、レポート(60%)により総合的に判定する。
準備学習
(予習・復習等)
(予習・復習等)
講義テーマに沿った項目を、Campbell’s UrologyまたはSmith’s General Urologyで予習しておく。
授業時間外の学習時間:60時間。
授業時間外の学習時間:60時間。
その他注意等
特になし
教科書
Campbell’s UrologyまたはSmith’s General Urology
参考書
Campbell’s UrologyまたはSmith’s General Urology