学修要項(シラバス)
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講義科目(2)医学専攻博士課程

学群名:医療人間科学群

科目名:発達精神医学

英文名
Developmental Psychiatry
科目概要
博士課程 医療人間科学群 講義 2単位
開講期
2022年度以降開講予定
科目責任者
生地 新
担当者
生地 新
授業の目的
発達途上にある子どもを対象とした精神科臨床における「診断」と「治療」と「外部の専門家へのコンサルテーション」という3つの柱について、その方法と内容について理解を深め、それぞれの専門性を生かして研究や臨床活動するために必要な基本的知識を得ることが目的である。 
教育内容
人の発達の筋道とそれに関する理論、発達の病理とそれに対する医学的治療や心理支援について、具体的な臨床例も含めて講義する。特に発達障害(神経発達症群)と児童虐待および青年期の精神疾患について、精神医学の専門の立場から詳細に述べる。
教育方法
Zoom Meetingのシステムを使って、ポワーポイントを用いて、必要に応じて臨床例なども提示しながら、オンライン講義を行う。具体的なURLなどについては、受講生に直接メールで伝える。少人数の講義なので、講義の中にグループ討論を積極的に取り入れる。
授業内容(シラバス)
項 目
内 容
担当者
1
人間の発達についての基本的視点
人間の発達を考える視点と理論
生地 新
2
乳幼児の発達
乳幼児の精神発達の諸段階
生地 新
3
児童・青年期の発達
児童期と青年期の発達段階
生地 新
4
発達精神医学における診断・アセスメント1
診断・アセスメンの手続きと検査
生地 新
5
発達精神医学における診断・アセスメント2
診断・アセスメントの実際
生地 新
6
発達精神医学における心理療法
児童・青年期における心理療法の実際
生地 新
7
神経発達症群の診断と治療1
神経発達症群の診断・アセスメント
生地 新
8
神経発達症群の診断と治療2
自閉スペクトラム症
生地 新
9
神経発達症群の診断と治療3
その他の神経発達症群
生地 新
10
思春期(青年期)の発達と病理1
思春期(青年期)の発達課題と心性
生地 新
11
思春期(青年期)の発達と病理2
思春期(青年期)の発達上の諸問題
生地 新
12
思春期(青年期)の発達と病理3
思春期(青年期)の精神科治療
生地 新
13
愛着の障害と児童虐待の症例の診断と治療・ケア1
愛着の障害と児童虐待の概念
生地 新
14
愛着の障害と児童虐待の症例の診断と治療・ケア2
被害を受けた児の心理特性と病理
生地 新
15
愛着の障害と児童虐待の症例の診断と治療・ケア3
児童虐待への台頭と心理ケア
生地 新
到達目標
発達精神医学の診断や「見立て」についての考え方を理解し、児童青年期の心理発達についての基本的な知識を身につけ、その概要を説明できることと、神経発達症群や児童・青年期特有の精神疾患について、その概念、診断・アセスメントの方法、治療や心理ケアの方法についての知識を得て、その概要を説明できることが到達目標である。 
評価方法
レポートの評価(50%)と講義時の質疑・討論内容(50%)で総合的に評価する。レポートにおいては、それぞれの講義内容に基づきながら、自分の専門の立場から考えたことを述べていることが評価基準となる。質疑や討論内容は、多様な視点から、自分の経験に結びつける形で考えているかが評価基準になる。
準備学習
(予習・復習等)
予習では、各回の内容について、あらかじめテキストを読んで、疑問点を整理しておくことが求められる。復習では、講義内容について振り返り、理解できなかったことについてさらに文献等で調べておくことが求められる。準備学習(予習・復習)の時間は、各回について約4時間が必要と考えられる。(授業時間外の学習時間60時間)
その他注意等
講義についての相談・質問はメールでアポイントメントを取って頂きたい。
教科書
Wiener 編:Textbook Of Child And Adolescent Psychiatry (The American Psychiatric Publishing)(斉藤・生地監訳:児童青年精神医学大事典、西村書店、2012)を基本的な教科書とする。
参考書
文献検索して、個々のトピックについての学術論文を参考にすることが望ましい。