講義科目(2)医学専攻博士課程
学群名:臨床医科学群(外科系)
科目名:救命救急医学
英文名
Emergency and Critical Medicine
科目概要
博士課程 臨床医科学群 2単位 講義
開講期
2024年度以降開講予定
科目責任者
浅利 靖
担当者
浅利 靖・今戸智恵・内藤典子・片岡祐一・丸橋孝昭
授業の目的
各種侵襲に対する生体反応の理解と我が国の救命救急医学の社会的背景を理解し、危機管理の観点を含めた救急医学の現状と課題について学ぶことができる。
教育内容
救急医学を理解するために救急医学で必須の病態とその治療、特に心肺停止、ショック、多臓器障害、出血、外傷、中毒などについて教育する。また、災害医療については、昨今の我が国の災害時の医療体制を学ぶと同時に、医療者がどのような対応を行えば良いのかなどについて講義の中で双方向性の議論をしながら学ぶ。
教育方法
授業内容(シラバス)
回
項 目
内 容
担当者
1
救急医療入門
救急医療総論
浅利 靖
2
社会の仕組みの中の医療
行認知症施策の動向
内藤典子
3
法的側面から見た救急医療
弁護士の立場から
今戸智恵
4
外傷診療
外傷の病態と診療
片岡祐一
5
重症患者管理
重症患者の栄養治療
片岡祐一
6
侵襲時の生体反応
ショックの病態と診断
片岡祐一
7
救急医療における止血1
外科的止血
片岡祐一
8
救急医療における止血2
血管内治療IVR
丸橋孝昭
9
臨床中毒学
標準的急性薬毒物中毒の治療
浅利 靖
10
原子力災害時における被ばく医療
福島原子力発電所事故のような事故時における医療者の対応について
浅利 靖
11
救急医療の課題
救急医療における終末期医療について
浅利 靖
12
災害医療1
災害医療とは
浅利 靖
13
災害医療2
救援医療の現状と今後
浅利 靖
14
災害医療3
特殊災害事例検討1:福島原発事故の医療
浅利 靖
15
災害医療4
特殊災害事例検討2:化学物質マスタードガス中毒
浅利 靖
到達目標
・救急医療の仕組み、厚生行政、法的課題などについて理解する。
・侵襲時の生体反応とその管理について理解する。
・心臓救急、止血、中毒など救急特有の診療について理解する。
・自然災害や特殊災害の対応について理解する。
・侵襲時の生体反応とその管理について理解する。
・心臓救急、止血、中毒など救急特有の診療について理解する。
・自然災害や特殊災害の対応について理解する。
評価方法
評価は授業ごとの小テスト・口頭試問60%、レポート30%、平常心(授業での積極的な発言、理解度など)10%で評価する。なお、最終講義では全体に対するフィードバックを行う。
準備学習
(予習・復習等)
(予習・復習等)
予習:教科書で講義のテーマについて事前に学習する。特に重症病態については重症度と緊急度について区別して学習する。災害については過去のわが国の大きな災害について調べ、その課題を抽出しておく。
復習:講義の内容を配布された資料をもとに再度、学習する。
授業時間外の学修時間は、60時間である。
復習:講義の内容を配布された資料をもとに再度、学習する。
授業時間外の学修時間は、60時間である。
その他注意等
特になし
教科書
・災害・健康危機管理ハンドブック(石井昇ら編集、診断と治療社)
・緊急被ばく医療テキスト(監修 青木芳朗ら、医療と科学社)
・必携 生物化学テロ対処ハンドブック(生物化学テロ災害研究会編、診断と治療社)
・緊急被ばく医療テキスト(監修 青木芳朗ら、医療と科学社)
・必携 生物化学テロ対処ハンドブック(生物化学テロ災害研究会編、診断と治療社)
参考書
・放射線物語(衣笠達也著、医療科学社)
・NBCテロリズムーハーバード大学の対テロ戦略(浦島充佳、角川書店)
・NBCテロリズムーハーバード大学の対テロ戦略(浦島充佳、角川書店)