学修要項(シラバス)
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講義科目(1)医科学専攻修士課程

学群名:分子病態学群

科目名:分子病態診断学

英文名
Molecular Diagnosis
科目概要
修士課程 分子病態学群 2単位
開講期
2021年度 前期
科目責任者
狩野有作
担当者
狩野有作・高山陽子
授業の目的
臨床医学は患者の症状を解析し、体系化する症候学をもとに発展してきた。近年、基礎医学領域の急激な進歩により、さまざまな分子や遺伝子の性状と機能が明らかになってきた。この分子・遺伝子学の発展は、臨床医学の分野においても分子・遺伝子レベルでの病因・病態解析を可能とした。この進歩によって、臨床医学研究はClinic(臨床)からCell(細胞)へ、さらにはMolecule(分子)へと標的を狭め、そこで得られた結果を再度、Clinicに還元し、患者の診断や治療に役立てる事ができるようになった。しかし、現在でも様々な疾患の病因や病態は不明の点が多く残されており、研究の発展が待たれている。この分子・遺伝子レベルで病気の病因や病態を解析する研究分野は、基礎と臨床の接点となる領域である。したがって、研究を遂行するには臨床の知識、ならびに分子の役割を考える想像力と研究を遂行する実践力が必要条件となる。当科目では、炎症、感染、動脈硬化、悪性腫瘍などが関与するさまざまな疾患について、分子・遺伝子レベルで病因と病態を解析する方法を学び、そして自ら考え、研究を実践することを教育目標としている。
教育内容
血液・凝固線溶系疾患、動脈硬化性疾患、癌の浸潤転移、炎症性疾患の病態解析を理解し、効率的な検査診断法および検査データの読み方を学ぶ。さらに、代表的な感染症および感染管理・対策について学ぶ。
教育方法
講義資料(当日配布)に基づき、対話形式で教育を行う。
授業内容(シラバス)
項 目
内 容
担当者
1
分子病態診断学 1
臨床検査データの解釈の仕方 (1)
狩野有作
2
分子病態診断学 2
臨床検査データの解釈の仕方 (2)
狩野有作
3
分子病態診断学 3
血液・凝固線溶系疾患の病態解析 (1)
狩野有作
4
分子病態診断学 4
血液・凝固線溶系疾患の病態解析 (2)
狩野有作
5
分子病態診断学 5
動脈硬化症の病態解析 (1)
 狩野有作
6
分子病態診断学 6
動脈硬化症の病態解析 (2)
 狩野有作
7
分子病態診断学 7
感染・炎症性疾患の病態解析 (1)
 狩野有作
8
分子病態診断学 8
感染・炎症性疾患の病態解析 (2)
 狩野有作
9
分子病態診断学 9
癌の浸潤転移の病態解析 (1)
狩野有作
10
分子病態診断学 10
癌の浸潤転移の病態解析 (2)
 狩野有作
11
分子病態診断学 11
感染症について (1)
 高山陽子
12
分子病態診断学 12
感染症について (2)
 高山陽子
13
分子病態診断学 13
感染管理・対策について (1)
 高山陽子
14
分子病態診断学 14
感染管理・対策について (2)
 高山陽子
15
分子病態・臨床検査診断 15
感染管理・対策について (3)
 高山陽子
到達目標
各種疾患の分子病態を学習し、臨床検査への応用を理解する。              
評価方法
試問60%、課題30%、平常点「発言の積極性、理解度」10%の合計とする。
準備学習
(予習・復習等)
臨床検査における動脈硬化症、炎症、悪性腫瘍、感染症の基本的知識を学習しておく。授業外学習時間:120時間
その他注意等
1回につき2コマを実施する。
教科書
指定なし
参考書
臨床医学総論/臨床検査医学総論 医歯薬出版株式会社