学修要項(シラバス)
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講義科目(1)医科学専攻修士課程

学群名:生体機能医科学群

科目名:神経・行動生物学

英文名
Behavioral Neurobiology
科目概要
修士課程 生体機能医科学群 2単位
開講期
2021年度 前期
科目責任者
浜崎浩子
担当者
浜崎浩子・大久保直・中森智啓
授業の目的
行動は、知覚、運動、思考、学習、記憶等と密接に関連した重要な生命活動の1つである。行動の発現が脳によりどのように制御されるのかを知ることは重要である。中枢神経系がかかわるいくつかの行動の発現については、脳の特定の神経回路の関与が明らかになっている。本講義では、行動の発現メカニズムを理解するために、行動発現を支える神経系の成り立ちや神経系を構成する細胞の働きを学習し、中枢神経系で情報が処理されて行動が発現する機構を学ぶ。また、これらの行動発現の基盤となる神経系に関する知見がどのように得られたのか、研究の進め方や手法についての基礎的なことがらも身につけることを目的とする。
教育内容
神経系の成り立ちと神経系を構成する細胞の機能と情報伝達の仕組みの概略を説明し、いくつかの行動の発現メカニズムを解説する。さらに、行動発現を支える神経系を研究するために重要となる研究方法やその考え方について説明する。
教育方法
双方向型のオンラインライブ講義と対面授業を合わせて行う。資料を活用しながら講義を進める。授業の最後には、授業内容に関連した課題に対してミニッツペーパーに解答して提出してもらう。後日の授業で、提出されたミニッツペーパーの内容に関する解説を全員に向けて行う。
授業内容(シラバス)
項 目
内 容
担当者
1
神経系の概要(1)
神経系の基本的な特徴と構造、発生
浜崎浩子
(オンライン)
2
神経系の概要(2)
神経系を構成する神経細胞とグリア細胞
浜崎浩子
(オンライン)
3
神経系の概要(3)
静止電位と活動電位
浜崎浩子
(オンライン)
4
神経系の概要(4)
神経系における情報伝達
浜崎浩子
(オンライン)
5
感覚と脳
感覚系の制御と脳
浜崎浩子
(オンライン)
6
摂食行動と脳
摂食調節中枢と末梢組織による摂食調節機構
浜崎浩子
(オンライン)
7
神経科学の方法(1)
組織学的、薬理学的、生理学的手法
浜崎浩子
(オンライン)
8
学習・記憶行動と脳(1)
学習・記憶行動を制御する哺乳類の海馬・扁桃体
浜崎浩子
(オンライン)
9
学習・記憶行動と脳(2)
幼少期の学習・記憶行動の特徴
中森智啓
10
学習・記憶行動と脳(3)
幼少期の学習・記憶行動に関わる分子とその働き
中森智啓
11
神経科学の方法(2)
生殖工学による遺伝子改変動物の作成法
大久保直
12
神経科学の方法(3)
遺伝子改変動物の神経・行動解析への応用 
大久保直
13
情動と脳
情動を制御する脳の領域とその発達
浜崎浩子
(オンライン)
14
社会性行動と脳
社会性行動の雌雄差と脳の性分化
浜崎浩子
(オンライン)
15
まとめと総合討論
授業内容の振り返りと討論
浜崎浩子
(オンライン)
到達目標
1.神経系の基本的なつくりや構成細胞の基本的な構造・機能を説明できる。
2.これまでに知られている行動の発現メカニズムのいくつかについて、その内容を説明できる。
3.神経科学の研究方法を理解し、その活用例を説明できる。
評価方法
期末に提出されたレポートの内容(70%)、授業後に提出されたミニッツペーパーの内容(30%)
*レポートでは、授業の内容を正しく理解し、自ら調べた内容と関連づけて論理的に思考し、考察できているかを評価する。
準備学習
(予習・復習等)
【授業時間外に必要な学習の時間:60時間】
予習:講義内で指示した事項について参考書を読んだり調べるなどして、予備知識を得ておく。
復習:講義内容を振り返り、到達目標に示した事項を達成できるようにする。
その他注意等
2コマずつ行う。
オンライン授業はZoomを利用する。
資料の提示やミニッツペーパーの提出にはGoogle Classroomも利用する。
教科書
毎回、資料を配布する。
参考書
ベアー コノーズ パラディーソ 神経科学―脳の探求 西村書店 
カールソン神経科学テキスト 脳と行動 丸善出版