学修要項(シラバス)
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講義科目(1)医科学専攻修士課程

学群名:医療工学群

科目名:医療安全工学

英文名
Medical Safety Engineering
科目概要
修士課程 医療工学群 2単位 講義
開講期
2023年度 前期
科目責任者
古平 聡
担当者
古平 聡・藤井清孝
授業の目的
医療機器とそれに関連する病院設備(電気設備・医療ガス設備)、使用環境などに係わる安全問題を、医療機器を中心としたシステム、環境、人的要因などの相互に関連した要因を工学的手法によって解析し、それに対する安全対策の構築や医療機器等の開発に必要な幅広い知識を身につける。                          
教育内容
医療安全に関わる法令等の紹介と解説、医療機器の各種エネルギーの生体への影響、システム安全および人間工学の考え方と事故事例の分析方法やリスクマネジメントの考え方、研究紹介、医療安全に関する演習などを行う。
教育方法
対面:配布資料およびパワーポイントを用いた講義形式、ディスカッション。オンライン:ファイルのダウンロードによる資料配布。Zoomを利用し、パワーポイントを用いた講義形式、ディスカッション。
授業内容(シラバス)
項 目
内 容
担当者
1
医療機器と医療安全(その1) 
 - 医療機器総論 -
現代医療での医療機器の位置づけと関連する法令や規格、指針、管理体制などについて学ぶ。
古平 聡
2
医療機器と医療安全(その2) 
 - エネルギーと生体反応 -
医療機器の各種エネルギーによる生体への影響について学ぶ。
古平 聡
3
安全文化とシステム安全(その1) 
 - 安全文化とシステム安全 -
安全文化とシステム安全の考え方、およびヒューマンエラーについて学ぶ。
古平 聡
4
安全文化とシステム安全(その2) 
 - 事故分析法と信頼性工学 -
医療機器関連事故の各種分析法と安全管理のための工学的指標を学ぶ。
古平 聡
5
医療安全と人間工学 
 -人間工学の基礎と応用 -
人間工学の必要性と基礎知識と応用例について学ぶ。
古平 聡
6
医療安全に関する演習(その1)
WHO患者安全カリキュラムをまとめ、発表およびディスカッションを行い、医療安全の考え方について学ぶ。
古平 聡
7
医療安全に関する演習(その2)
WHO患者安全カリキュラムをまとめ、発表およびディスカッションを行い、医療安全の考え方について学ぶ。
古平 聡
8
研究紹介(その1) 
 - 循環(人工心肺・補助循環) -
人工心肺・補助循環に関する研究、安全管理の実際について紹介する。
古平 聡
9
研究紹介(その2)
 - 呼吸療法 -
呼吸療法に関する研究、安全管理の実際について紹介する。
藤井清孝
10
研究紹介(その3)
 - 呼吸療法・血液浄化療法 -
血液浄化療法に関する研究、安全管理の実際について紹介する。
藤井清孝
11
医療機関に対する第三者評価(1)
医療機関における各種認証制度について学ぶ。
藤井清孝
12
医療機関に対する第三者評価(2)
医療機関における各種認証制度について学ぶ。
藤井清孝
13
医療機器と医療安全(その3) - 医療機器のリスクマネジメント -
医療機器のリスクマネジメントの実際と現在進んでいる改善事項について学ぶ。
古平 聡
14
医療機器と医療安全(その4) - 病院設備のリスクマネジメント -
病院設備のリスクマネジメントの実際と、現在進んでいる改善事項ついて学ぶ。
古平 聡
15
研究紹介(その4)と総括
医療機器の安全に関する研究を紹介しながら、医療機器等の安全管理の今後の方向性を学ぶ。
古平 聡
到達目標
医療システムを中心とした安全に関わる問題点について工学的手法を用いて解析し、安全対策を構築できる知識と技術を習得し、説明と実践ができる。
評価方法
評価はレポート(70%)、演習・発表(30%)により評価する。
準備学習
(予習・復習等)
事前に該当する項目をシラバスで確認し、関連する基礎的な事項を予習して臨むこと。             【授業時間外に必要な学習の時間:30時間】
その他注意等
臨床実習、学会等の都合により講義日および講義時間を変更する場合があります。
教科書
指定なし
参考書
指定なし