学修要項(シラバス)
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(10)医学物理士養成コース

 

科目名:先端放射線治療技術

英文名
Advanced Radiation Therapy Technique
科目概要
修士課程 医学物理士養成コース 1単位
開講期
2023年度 通年
科目責任者
鍵谷 豪
担当者
福田茂一・松本謙一郎・畑下昌範・兵頭文紀・鍵谷 豪
授業の目的
放射線治療技術は、放射線物理学、放射線化学、放射線生物学等を基盤とした応用学である。近年、これら各分野における技術開発により様々な集学的な照射法、治療法が開発されている。放射線治療の専門家である医学物理士もまた、これら先端放射線治療技術の動向と問題点について把握する必要がある。本講義では、医学物理士として求められる最先端の放射線治療技術を紹介し、放射線科学(放射線物理、放射線化学、放射線生物)の視点から最新の知見と問題点を理解することを目標とする。
教育内容
本講義では、放射線物理学、放射線化学、放射線生物学の各分野で活躍する研究者から、放射線治療に関連する最新の知見を紹介する。
教育方法
パワーポイントを用いた講義形式で進める。
授業内容(シラバス)
項 目
内 容
担当者
1
先端放射線治療装置および照射技術の開発その1
治療装置および照射技術の開発について解説する。
福田茂一
2
先端放射線治療装置および照射技術の開発その2
治療装置および照射技術の開発について解説する。
福田茂一
3
放射線効果の修飾と評価その1
放射線効果の修飾とMRI、ESRを用いた評価について解説する。
松本謙一郎
4
放射線効果の修飾と評価その2
放射線効果の修飾とMRI、ESRを用いた評価について解説する。
松本謙一郎
5
低線量被ばくによる生物影響その1
低線量放射線による生物影響発現について解説する。
畑下昌範
6
低線量被ばくによる生物影響その2
低線量放射線による生物影響発現について解説する。
畑下昌範
7
放射線生物学の先端放射線治療への応用その1
放射線治療における放射線生物学の応用について解説する。
鍵谷 豪
8
放射線生物学の先端放射線治療への応用その2
放射線治療における放射線生物学の応用について解説する。
鍵谷 豪
次世代の画像診断法その1
量子技術を用いた次世代の画像診断法について解説する。
兵頭文紀
10
次世代の画像診断法その2
量子技術を用いた次世代の画像診断法について解説する。
兵頭文紀
到達目標
放射線を扱う医療技術者として、先端放射線治療技術を支える原理とその応用、また治療技術の問題点について理解し、説明できるようになることを目標とする。
評価方法
評価はレポート(70%)と講義への積極的な参加(30%)により総合評価とする。なお、欠席は減点とする。
準備学習
(予習・復習等)
講義内容に関する書籍を多く読み、事前に概要を理解しておくこと。授業時間外の学習時間:30時間
その他注意等
積極的に質問し、理解を深めること。
教科書
指定なし
参考書
Radiobiology For The Radiobiologist, Eric J. Hall・Amato J. Giaccia