学修要項(シラバス)
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(11)臨床心理学コース

 

科目名:家族心理学(家族関係・集団・地域社会における心理支援に関する理論と実践)

英文名
Family Psychology
科目概要
修士課程 臨床心理学コース 2単位
開講期
2021年度 後期
科目責任者
岩井昌也
担当者
岩井昌也
授業の目的
現代日本の家族の特徴や家族が抱える問題を理解するために、家族心理学の主な理論(特に家族システム理論や家族ライフサイクルなど)を習得できること。また、家族臨床に関わる上でのいくつかの家族療法理論を学び、それらに基づいた家族心理アセスメントが出来るようになること。システム理論を応用し、家族を超えて集団や地域社会などに対してエコシステミックな見方やそれに基づいた心理支援の在り方を考えること。
教育内容
日本の家族の特徴(調査研究)、家族システム理論、家族ライフサイクル、家族療法の諸理論、集団・地域社会への心理支援、エコシステミックな見方、bio-socialな見方、などを講義する。また、家族療法の実際について模擬ビデをを受講学生に提示し、シナリオロールプレイを行う。
教育方法
対面による授業(ただし、新型コロナウイルス流行による緊急事態宣言などの状況によってはZOOMによる双方向型のオンライン授業に変更する可能性あり)、レポート提出・評価・採点・返却、ビデオ学習、シナリオロールプレイによる実践的体験学習
授業内容(シラバス)
項 目
内 容
担当者
1
イントロダクション
日本の家族について
岩井昌也
2
家族システム理論
システム理論の考え方
岩井昌也
3
家族のライフサイクルと発達段階ごとの諸問題1
独身~結婚~子どもを育てる時期
岩井昌也
4
家族のライフサイクルと発達段階ごとの諸問題2
子どもの成長・自立
岩井昌也
5
家族のライフサイクルと発達段階ごとの諸問題3
老いの時期
岩井昌也
6
家族療法の諸理論1・構造派
ミニューチンの構造理論
岩井昌也
7
家族療法の諸理論2・コミュニケーション派
MRIコミュニケーション理論
岩井昌也
8
家族療法の諸理論3・ミラノ派、解決志向派
ミラノ派などブリーフセラピー
岩井昌也
9
家族療法の諸理論4・ナラティブ派
ナラティブ・アプローチ
岩井昌也
10
家族療法の諸理論5・多世代派
ナージの文脈療法など
岩井昌也
11
ジェノグラムの書き方・読み方
各自、自らのジェノグラムを書いてもらう予定
岩井昌也
12
コミュニティへのかかわり方
エコシステミックな見方
岩井昌也
13
家族療法の実際
実際の家族療法ビデオなど
岩井昌也
14
初回面接の仕方
家族初回面接の実践、技法
岩井昌也
15
地域・社会における心理支援~システム理論から考える
地域・社会における心理支援の要点
岩井昌也
到達目標
家族システム理論や家族ライフサイクルの概念を習得し、自らの臨床実践に活用できるようになる。家族療法の諸理論に基づく家族アセスメントが出来るようになる。家族療法の初回面接をロールプレイすることで、家族療法の進め方や考え方を体験する。家族や集団だけでなくエコシステムとしての地域や社会における心理支援を理解する。
評価方法
評価は授業への積極的な参加(70%)、課題レポート(30%)、の総合評価とする。欠席はかなりの減点となる。
準備学習
(予習・復習等)
毎回、次回授業までの復習箇所を指摘するので、次回授業前に復習を1時間程度行うこと。
授業外学習時間:計60時間
その他注意等
家族理論や家族療法を学ぶことは、時に自らの家族やその関係性について直面したり自己開示することになる。受講生はそのことを承知の上で積極的に参加して欲しい。(自身の家族のジェノグラムを書いて発表し振り返ってもらう課題があり)
教科書
特に指定はなし。
参考書
授業中に適宜指定する。