学修要項(シラバス)
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(11)臨床心理学コース

 

科目名:犯罪・矯正心理学(司法・犯罪分野に関する理論と支援の展開)

英文名
Criminal psychology & Correctional psychology
科目概要
修士課程 臨床心理学コース 2単位
開講期
2021年度 通年
科目責任者
外川江美
担当者
外川江美
授業の目的
精神科医療,保健衛生,福祉,学校教育等々,様々な領域で心理臨床家は非行・犯罪の問題に関わる可能性がある。関連する司法・行政のシステムについて理解しておくと共に,矯正心理学の専門的知見を学び,非行・犯罪の問題への対応力を身に付ける。
教育内容
矯正行政全般について,基礎から最新事情まで,担当教員の実務経験を織り交ぜながら詳しく解説する。そこでは,我が国の非行・犯罪の問題に適切に対応できるよう整備されてきた査定・教育技法の学習に重点を置く。併せて,罪種別の心理特徴であるとか,精神科領域の障害と非行・犯罪との関連といった事項も取り上げる。
教育方法
(1)ZOOMを用いた双方向型オンラインライブ講義
(2)教室での対面講義:①グループ単位で事例の解釈演習,②DVD(視聴覚教材)を用いた臨床技法の具体的学習,③面接演習(ロールプレイ)
授業内容(シラバス)
項 目
内 容
担当者
1
オリエンテーション
本講座の概要・受講について
外川江美
(オンライン)
2
矯正施設と司法手続き
矯正施設の種類(少年鑑別所,少年院,拘置所,刑務所),被収容者の法的立場の違い),少年司法手続きについて
外川江美
(オンライン)
3
矯正における心理査定と各種心理検査
矯正における心理査定の種類,非行・犯罪理解に用いられるテストバッテリーについて
外川江美
(オンライン)
4
投映法心理検査(TAT:概説)
非行・犯罪理解におけるTATの活用
外川江美
5
投映法心理検査(TAT:解釈演習)
TATを用いた非行・犯罪理解の実際
外川江美
6
人格障害と犯罪
人格障害と犯罪の関連について
外川江美
(オンライン)
7
発達障害と非行
発達障害と非行の関連について
外川江美
(オンライン)
8
非行・犯罪ケース理解の実際
架空事例を用いた非行・犯罪解釈演習
外川江美
9
矯正教育における面接技法(動機付け面接法)
矯正教育における動機付け面接法の活用について
外川江美
10
矯正教育の現在 グループワーク①(解説)
矯正教育の主要な技法であるグループワークについて(集団の成長促進作用など)
外川江美
11
矯正教育の現在 グループワーク②(ファシリテーション技術)
認知行動療法のグループファシリテーションについて
外川江美
12
矯正教育の現在 薬物依存・性犯罪
矯正施設で行われる薬物依存離脱指導・性犯罪再犯防止指導
外川江美
(オンライン)
13
リスクアセスメントと矯正教育の効果検証
客観的指標によるリスク査定と教育効果の測定について
外川江美
(オンライン)
14
機関連携について
関係機関(警察,保護観察所,児童相談所,家庭裁判所など)の業務と機関連携について
外川江美
(オンライン)
15
まとめ
講座全体の振り返り,確認
外川江美
(オンライン)
到達目標
矯正心理学の基礎から最新のトピックスまでを学び,非行・犯罪という現象をどう理解してどのように再発防止へつなげていくのか,それに関わるシステムと実際を理解する。各種演習を通して臨床の実践力を高める。
評価方法
成績はレポート(70%),授業への積極的な参加(30%)の総合評価とする。
提出されたレポートを採点し,コメントをつけて返却する。
準備学習
(予習・復習等)
臨床実務において非行・犯罪ケースを担当する場合を想定し,問題行動の成り立ちを理解して適切な処遇選択を行うには,心理臨床家としていかなる知識・技術を備えているべきか,意識しながら学習を深めていくこと。予習復習はそれぞれ1時間程度必要である(授業時間外の学習時間:60時間)。
その他注意等
オンライン授業はZOOMを利用する。受講方法の詳細は履修者にメールで通知する。
教科書
指定しない。講義ごとにプリントを配布する。
参考書
「犯罪心理臨床」金剛出版 生島・村松(編),「ケーキの切れない非行少年たち」新潮新書 宮口(著),「司法・犯罪心理学」有斐閣 藤岡(編)