学修要項(シラバス)
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(11)臨床心理学コース

 

科目名:臨床心理査定演習Ⅰ(心理的アセスメントに関する理論と実践)

英文名
psychological assessment practice
科目概要
修士課程 臨床心理学コース 2単位 演習
開講期
2023年度 前期
科目責任者
深瀬裕子
担当者
深瀬裕子・市倉加奈子・野村和孝・水島栄・山崎里紗
授業の目的
臨床心理の専門家として,知能検査、発達検査、神経心理学的検査、質問紙法による性格検査を用いた心理的アセスメントの意義を理解し,これらに関する理論と方法を学び,心理に関する相談、助言、指導等に応用できるようになることを目的とする。
教育内容
知能検査、発達検査、神経心理学的検査、性格検査(質問紙法)の実施および心理所見の作成について演習を行う。
教育方法
演習,グループディスカッションを中心とする。発表やグループワークについて、個別又は全体に対する講評により、フィードバックを行う。状況に応じて遠隔授業を行う可能性がある。
授業内容(シラバス)
項 目
内 容
担当者
1・2・3
成人知能検査
成人知能検査(WAIS)の理論と実施について,演習を通して学ぶ
野村和孝
4
所見の書き方
所見の書き方を学ぶ
深瀬裕子
5
小児知能検査①
小児知能検査の理論と実施について演習を通して学ぶ(WISC-IV・V)
水島栄
6
小児知能検査②
小児知能検査の理論と実施について演習を通して学ぶ(田中ビネーV)
水島栄
7・8
質問紙法によるパーソナリティ評価(YG検査)
YG検査の理論と実施方法を学ぶ
市倉加奈子
9
小児発達検査
小児発達検査の理論と実践について概説する(新版K式発達検査20001・2020)
水島栄
10
発達障害関連評価
小児の発達障害評価尺度について概説する(ADOS-Ⅱ、ADI-Rなど)
水島栄
11・12
神経心理学検査の概説
神経心理学検査(WMS-R,MMSE,長谷川式)の概説をする
深瀬裕子
13
その他の小児を対象とした検査及び評価
DAM,その他の質問紙等を含めた発達検査
水島栄
14・15
質問紙法によるパーソナリティ評価(MMPI)
MMPIの理論と実施方法を学ぶ
山崎里紗
到達目標
知能検査、発達検査、神経心理学的検査、性格検査、症状測定検査について                  1)その意義と理論を説明できる。                                    2)実施し,心理に関する相談、助言、指導等に応用することができる。
評価方法
評価は心理所見作成を含めたレポート(30%)、発表(30%)、授業への積極的な参加(20%)、心理検査実施状況(20%)の総合評価とする。なお、欠席は減点する。
準備学習
(予習・復習等)
臨床心理学の本で、事前にそれぞれの心理検査について勉強しておくこと。また、それぞれの心理検査を学んだ後には、しっかりと復習し、実際に心理検査を実施できるように何度も練習すること。各回ごとに1時間程度の予習と1時間程度の復習が必要である。
その他注意等
本実習は臨床心理学コース在籍者のみ受講可能である。
教科書
特に設けない。
参考書
心理アセスメントハンドブック 上里一郎 西村書店
日本版WISC-Ⅳによる発達障害のアセスメント-代表的な指標パターンの解釈と事例紹介 上野一彦ほか 日本文化科学社
事例でわかる心理検査の伝え方・活かし方 竹内健児編 金剛出版
心理検査を支援に繋ぐフィードバック 竹内健児編 金剛出版