(11)臨床心理学コース
科目名:臨床心理査定演習Ⅱ
英文名
psychological assessment practiceⅡ
科目概要
修士課程 臨床心理学コース 2単位 演習
開講期
2023年度 通年
科目責任者
岩滿 優美
担当者
深瀬裕子・野村和孝・岩滿優美・山崎里紗
授業の目的
臨床心理の専門家として,投影法および作業検査法による性格検査、症状評価を用いた心理的アセスメントの意義を理解し,これらに関する理論と方法を学び,心理に関する相談、助言、指導等に応用することができる。
教育内容
投影法、作業検査法、症状評価の実施および心理所見の作成方法を説明する。
教育方法
心理検査の実習、発表、解説により行う。またグループワークとグループ発表も適宜行う。なお、発表、グループワーク、およびグループ発表については、個別又は全体に対する講評により、フィードバックを行う。
授業内容(シラバス)
回
項 目
内 容
担当者
1
内田クレペリン検査の理論と実施
内田クレペリン検査について解説し、実施する
野村和孝
2
精神症状の評価と尺度の理論と実践
コーネルメディカルインデックス、GHQ、統合失調症尺度について解説し、実施する
野村和孝
3
精神症状の評価と尺度の理論と実践
MAS,STAI、POMS、SDS、HADS、CES-D、抑うつと不安の面接について解説し、実施する
野村和孝
4~6
P-Fスタディ
P-Fスタディの理論と実施について学ぶ
深瀬裕子
7,8
文章完成法テスト
文章完成法テストの理論と実施について学ぶ
深瀬裕子
9
主題統覚検査の意義と理論
主題統覚検査の理論と実施について学ぶ
深瀬裕子
10
描画法の理論と実施1
風景構成法について解説し,実施する
山崎里紗
11
描画法の理論と実施2
HTPP法、S-HTP法について解説し,実施する
山崎里紗
12
描画法の理論と実施3
バウムテストについて解説し、実施する
山崎里紗
13
描画法の心理所見の作成
描画法の心理所見を作成する
山崎里紗
14
テストバッテリーについて
テストバッテリーの考え方について解説する
岩滿優美
15
心理所見作成
複数の心理検査について心理所見を作成する
岩滿優美
到達目標
投影法および作業検査法による性格検査、症状評価について
1)その意義と理論を説明できる。
2)実施し,心理に関する相談、助言、指導等に応用することができる。
1)その意義と理論を説明できる。
2)実施し,心理に関する相談、助言、指導等に応用することができる。
評価方法
評価は心理所見作成を含めたレポート(30%)、発表(30%)、授業への積極的な参加(20%)、心理検査実施状況(20%)の総合評価とする。なお、欠席は減点する。レポートに対するフォードバックは授業時間内に行う。
準備学習
(予習・復習等)
(予習・復習等)
参考書や文献、心理検査の解釈の本などで、事前にそれぞれの心理検査について勉強しておくこと。各心理検査を学んだ後は、しっかりと復習し、実際に心理検査を実施できるように何度も練習を行うこと。各回ごとに1~2時間程度の予習と復習が必要である。授業外学習時間:60時間
その他注意等
本実習は臨床心理学コース在籍者のみ受講可能である。
教科書
特に設けない
参考書
●臨床心理査定学(岡堂哲雄(編))、臨床心理査定技法1(下仲順子(編))、臨床心理査定技法2 (皆藤 章(編))、誠信書房。