学修要項(シラバス)
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(11)臨床心理学コース

 

科目名:投映法(ロールシャッハテスト中心)

英文名
Projective Technique
科目概要
修士課程 臨床心理学コース 2単位
開講期
2021年度 集中
科目責任者
中村紀子
担当者
中村紀子
授業の目的
見えない心や人の心理機能を理解するために、客観的なデータとなるロールシャハ言語を理解し、その客観的なデータから人について理解する力を習得する。
教育内容
人が人を理解するのは困難な作業である。この授業では、実物大の生の人間像を理解するために、包括システムのロールシャッハ法について講義する。客観的なデータを作成し、人の心の構造を可視化できることを学んで、いかに可視化できた結果を臨床に生かすのかを説明する。
教育方法
学習した内容にしたがって実際のコードを試みレポートしてもらう。その添削結果を元に、人が言ったことを聞き届け理解することについて体験的に確認できる。
授業内容(シラバス)
項 目
内 容
担当者
1
ロールシャッハの歴史
Hermann Rorschach
中村紀子
(オンライン)
2
イントロダクション
知覚とパーソナリティ
中村紀子
(オンライン)
3
課題解決場面としてのロールシャッハ
真新しい世界体験としてのロールシャッハと行動予測
中村紀子
(オンライン)
4
見えない心を見える形にする可視化する
①反応領域:どこを見たのか?
中村紀子
(オンライン)
5
Making Invisible Visible-心の構造
発達水準:どのように見たのか
中村紀子
(オンライン)
6
ロールシャッハ言語 基礎概念の3本柱
Z得点:刺激をまとめる力
中村紀子
(オンライン)
7
ロールシャッハ言語-Coding
②決定因子:何ゆえにそう見えたのか?外界の手掛かりの取捨選択
中村紀子
(オンライン)
8
ロールシャッハ言語-Coding
思考、感情経験、内省、客観性
中村紀子
(オンライン)
9
ロールシャッハ言語-Codingとスコアリング
現実検討能力、自己中心性指標
中村紀子
(オンライン)
10
ロールシャッハ言語-Codingのまとめ
③反応内容:何を見たのか?
中村紀子
(オンライン)
11
施行法 (実際と実習)
Here & now:4つの目で同じものを見る
中村紀子
(オンライン)
12
知覚のデータから心の仕組みへ構造化する
構造一覧表にまとめる
中村紀子
(オンライン)
13
解釈のための7つのクラスター
解釈戦略、解釈戦術、ステップ
中村紀子
(オンライン)
14
多角的アセスメントの実際-解釈で何がわかるのか?
7つのクラスター分析
中村紀子
(オンライン)
15
介入計画とテスト・リテストによる変化の評価
ロールシャッハアセスメントの実際
中村紀子
(オンライン)
到達目標
アセスメントの一つとして最も高度な技術を要するロールシャッハの技術の基礎を理解し、その上でロールシャッハとそのほかのアセスメントツールを加えて多面的評価を駆使してどのように人を理解するのかを実際の事例を通して理解することができる。事例は、テストとリテストを検討するので、セラピーによる個人の変化やその予測、トリートメントの効果測定について理解し、一部説明ができる。
評価方法
人の見たもの、人の言ったことをどれだけ正確に聴き届けるかがこの授業の課題である。講義で理解したことから、どれだけ自分でロールシャッハ用語を使って人を理解できるか、最後に課題をこなしてもらう。評価は、授業への参加(70%)、提出した課題(30%)の総合評価とする。なお、欠席は減点する。最終レポート提出必須
準備学習
(予習・復習等)
相当量の予習や復習が必要となる。各回ごとに1~2時間程度の予習と復習が必要である。
その他注意等
人をわかろうとする前に、自分をわかることが肝要である。いろいろな面を持つ自分を客観的に理解しようとする意欲を持って参加してほしい。
教科書
ロールシャッハ・テスト 包括システムの基礎と解釈の原理 John E. Exner 著 (金剛出版)   
参考書
適宜紹介