学修要項(シラバス)
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(11)臨床心理学コース

 

科目名:心理療法Ⅱ(来談者中心療法、学校教育相談)

英文名
Psychotherapy II - Client-Centered Therapy and Educatinal Counseling
科目概要
修士課程 臨床心理学コース 2単位
開講期
2021年度 後期
科目責任者
山田裕子
担当者
山田裕子
授業の目的
来談者中心療法におけるカウンセラーの本質的態度は、すべての心理療法に共通する基本的な姿勢である。この授業の前半では、受講者たちが文献に掲載されている事例の検討等を通して、クライエントが抱える問題について来談者中心療法の立場から説明できるようになることを目指す。後半は、学校教育相談に内容を移す。グループ発表とディスカッションを通して、学校臨床場面におけるカウンセラーの役割、問題のアセスメント、有効な支援方法等について理解を深めることを目指す。
教育内容
前半の来談者中心療法については、その歴史と理論等の基礎知識を確認したうえで、文献を用いて事例を検討することにより、来談者中心療法の理論と技法の実際について学ぶ。来談者中心療法から発展したプリセラピー等に関する知識を習得する。後半の学校教育相談では、学校心理学と心理的援助サービスに関する基礎内容を学習した上で、学校現場で遭遇する様々な問題についての知識を得る。グループ発表とディスカッションを通して、有効な支援について学びを深める。
教育方法
基本的にZoomを使用したオンラインライブ形式で行う。資料や提出物のやりとりにはGoogle classroomを使用する。
講義のほか、Zoom上でグループ分けを行い、各グループで与えられたテーマについて調べ学習を行う。それぞれのテーマに関して、グループ毎にパワーポイントを用いて資料を作成し、Zoomの画面共有による発表を行う(来談者中心療法1回、学校教育相談1回)。その他、文献に掲載されている事例資料をもとに、事例検討を行う。
授業内容(シラバス)
項 目
内 容
担当者
1
心理療法の基本について
オリエンテーション(講義)
山田裕子
2
来談者中心療法の歴史、理論、基本的態度①
来談者中心療法の創始、哲学、理論、基本的態度について(グループワーク)
山田裕子
(オンライン)
3
来談者中心療法の歴史、理論、基本的態度②
来談者中心療法の創始、哲学、理論、基本的態度について(発表)
山田裕子
(オンライン)
4
来談者中心療法の実際:その1
文献に掲載されている事例の検討
山田裕子
(オンライン)
5
来談者中心療法の実際:その2
文献に掲載されている事例の検討
山田裕子
(オンライン)
6
来談者就寝療法の実際:その3
文献に掲載されている事例の検討
山田裕子
(オンライン)
7
来談者就寝療法の実際:その4
文献に掲載されている事例の検討
山田裕子
(オンライン)
8
パーソン・センタード・アプローチ(PCA)とその周辺
プリセラピーについて(講義)
山田裕子
(オンライン)
9
学校心理学と教育相談
学校心理学と心理教育的援助サービスについて(講義)
山田裕子
(オンライン)
10
児童生徒の不適応について①
不登校、いじめ、少年非行、児童虐待、発達障害等について(講義)
山田裕子
(オンライン)
11
児童生徒の不適応について②
不登校、いじめ、少年非行、児童虐待、発達障害等について(グループワーク)
山田裕子
(オンライン)
12
児童生徒の不適応について③
不登校、いじめ、少年非行、児童虐待、発達障害等について(発表)
山田裕子
(オンライン)
13
児童生徒の不適応について④
不登校、いじめ、少年非行、児童虐待、発達障害等について(発表)
山田裕子
(オンライン)
14
学生相談
大学での心理教育的支援について(講義)
山田裕子
(オンライン)
15
まとめと解説
レポート試験の解説など、総合的な振り返り
山田裕子
(オンライン)
到達目標
・来談者中心療法の理論、ロジャーズの臨床観、カウンセラーの本質的態度について、その特徴を説明できる。
・具体的な事例に対して、来談者中心療法の視点からクライエントの問題を説明し、カウンセラーの姿勢、セラピーの目標、介入方法について説明や批判ができる。
・学校教育相談に纏わる様々な問題について知識を深め、心理職としての有効な支援を検討し、討議できる。
評価方法
1)レポート(30%)、2)グループワーク等での授業態度(10%)、3)グループ発表での資料やプレゼンテーションの内容(30%)、4)各講義後のミニッツペーパー(30%) 
評価は上記4つの総合評価とする。なお、欠席は減点とする。提出されたレポート、プレゼンテーション用資料、ミニッツペーパー等については、採点し、コメントを付けて返却する。レポートの解説は15回目に行う。
準備学習
(予習・復習等)
予習:初回に示す授業概要に従い、各回の内容について関連書等で予め調べ、疑問点等自分なりに考えておくこと。
復習:各回で学んだ内容について、配布プリント等を次回までに見直しておくこと。
予習復習には各回につき各々1時間程度を要する。発表準備等を含めた授業時間外の学習時間:60時間。
その他注意等
Google classroomのクラスコード、並びに、Zoomの招待は、事前に受講者の学生メール宛にお送りします。
教科書
指定なし
参考書
「ロジャーズ クライエント中心療法 新版―カウンセリングの核心を学ぶ」佐治守夫、飯長喜一郎(編)有斐閣
「エッセンス学校教育相談心理学」石川正一郎、藤井泰(著)北大路書房