学修要項(シラバス)
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講義科目(1)医科学専攻修士課程

学群名:生体構造医科学群

科目名:生体反応病理学

英文名
Pathology of Biological Response
科目概要
修士課程 生体構造医科学群 2単位
開講期
2021年度 前期
科目責任者
村雲芳樹
担当者
村雲芳樹・一戸昌明・櫻井靖高・加藤琢哉
授業の目的
ヒトの病気の多くは、一つの原因に端を発する生体の反応により惹起される。そのため、生体でどのような反応が起こっているのか理解することは、病気の本質を学ぶために非常に重要である。本特論では、発癌に関係する生体内の反応や細胞内のシグナル伝達について、病理学的、分子生物学的な観点から学び、一つの事象をそのメカニズムから考える能力を身につけることを目標とする。
教育内容
まず始めに、生体にできる悪性腫瘍の肉眼像・組織像について講義する。そして、細胞の中で起きている発癌につながる異常について講義する。特に、遺伝子変異から発癌までのメカニズムやシグナル伝達異常と発癌、癌の転移・浸潤のメカニズムについて学び、そして、遺伝子異常が引き起こす疾患について学ぶ。これらの内容から、病気をその根本にある原因から理解出来る思考力を養う。
教育方法
パワーポイントと配付資料を用いて、講義形式で説明する。最後に全員、プレゼンテーションとレポート提出を行う。
授業内容(シラバス)
項 目
内 容
担当者
1
がん細胞と正常細胞、がん組織と正常組織
細胞・組織レベルでのがんと正常の比較
村雲芳樹
2
がんの病理学
いろいろながん組織の病理について学ぶ
村雲芳樹
3
発がんのメカニズム
いろいろな発がんのメカニズムについて学ぶ
村雲芳樹
4
DNAの構造とDNA複製
遺伝子の構造と複製、細胞増殖について学ぶ
村雲芳樹
5
DNA損傷と発癌・DNA修復システム
DNAの損傷から発がんに至るメカニズムと、DNA損傷を修復するシステムについて学ぶ
櫻井靖高
6
DNA修復の異常と病態
DNA修復遺伝子の異常が引き起こす病態とそのメカニズムを学ぶ
櫻井靖高
7
DNA修復遺伝子の変異と人の疾患(1)
DNA修復遺伝子の変異が引き起こすヒトの疾患について学ぶ。
櫻井靖高
8
DNA修復遺伝子の変異と人の疾患(2)
DNA修復遺伝子の変異が引き起こすヒトの疾患のモデル動物の解析について学ぶ
櫻井靖高
9
癌の浸潤・転移のメカニズム(1)
癌細胞が組織内で浸潤し、転移巣を形成するメカニズムについて学ぶ
加藤琢哉
10
癌の浸潤・転移のメカニズム(2)
癌細胞の浸潤、転移に関わる分子の解析方法について学ぶ
加藤琢哉
11
癌関連遺伝子の機能解析の実際(1)
発がんに関係する遺伝子の機能解析の実際の手順について学ぶ:培養細胞を用いた解析
加藤琢哉
12
癌関連遺伝子の機能解析の実際(2)
発がんに関係する遺伝子の機能解析の実際の手順について学ぶ:実験動物を用いた解析
加藤琢哉
13
遺伝子異常と消化器器疾患
遺伝子異常が引き起こす消化器疾患について学ぶ
一戸昌明
14
遺伝子異常と呼吸器疾患
遺伝子異常が引き起こす呼吸器疾患について学ぶ
一戸昌明
15
遺伝子異常と疾患:プレゼンテーション
遺伝子異常と疾患について調べたことを発表する
村雲芳樹
到達目標
病気を分子メカニズムから捉える思考能力を身につける。
評価方法
評価はプレゼンテーション(40%)、授業への積極的な参加(40%)、レポート(20%)の総合評価とする。レポート提出は講義終了後1週間以内に提出とする。提出されたレポートは評価とともに2週間以内に返却する。
準備学習
(予習・復習等)
全体の講義内容に関連するものとして、腫瘍全般についての準備学習が必要(全体で5時間程度)。毎回の講義で配布するプリントの復習(約1時間)
その他注意等
特になし
教科書
特になし
参考書
特になし