学修要項(シラバス)
 > 学修要項(シラバス) > 講義科目(2)医学専攻博士課程 > 環境医科学群 労働衛生学

講義科目(2)医学専攻博士課程

学群名:環境医科学群

科目名:労働衛生学

英文名
Occupational Medicine
科目概要
博士課程 環境医科学群 2単位
開講期
2021年度 前期
科目責任者
堤 明純
担当者
堤 明純・天笠 崇・井上彰臣・江口 尚・武藤 剛・橋本晴男
授業の目的
労働に伴う健康障害を防止することは重要な課題である。労働環境に潜む健康ハザードには物理的要因、化学的要因、生物的要因、心理社会的要因がある。これらの要因を認識(測定)し起因する健康障害をどのように防止するか、国際的な知見を基に問題を理解し、残された課題解決のためのリサーチクエスチョンを立案できることを目指す。
教育内容
労働衛生のトピックを供覧することによって、労働環境中にある種々の健康障害リスクファクターについて、それぞれの健康障害とインパクトについて学ぶ。さらに、各要因の測定方法をはじめとする研究方法論を理解し、労働衛生上の課題を解決するための研究計画を立案することを学ぶ。
教育方法
教員があらかじめ準備する配布資料とパワーポイントを用いてウェブによるオンラインを実施し、講義内容について討議を行う。
授業内容(シラバス)
項 目
内 容
担当者
1
社会環境要因に関する研究方法論
疫学的手法による社会環境要因に関する研究方法論について概説する
堤 明純
(オンライン)
2
心理社会的要因(職業性ストレス)による健康影響
職業性ストレスの健康影響と対策
堤 明純
(オンライン)
3
労働者の健康格差
職業階層と健康問題
堤 明純
(オンライン)
4
安全配慮義務と健康情報の管理(1)
就業上の措置や労働者の健康情報の管理について、両立支援やsocial prescribing(社会的処方)の観点から概説する
武藤 剛
(オンライン)
5
安全配慮義務と健康情報の管理(2)
就業上の措置や労働者の健康情報の管理について、両立支援やsocial prescribing(社会的処方)の観点から概説する
武藤 剛
(オンライン)
6
化学的要因による健康影響(1)
化学的要因による健康影響とその予防、とくに用量-反応関係、ばく露限界値やリスクアセスメントについて解説する
橋本晴男
(オンライン)
7
化学的要因による健康影響(2)
化学的要因による健康影響とその予防、とくに、個人サンプリング法を含む有害物質の評価・測定と、リスク低減対策について解説する
橋本晴男
(オンライン)
8
労働関連精神障害および自殺(過労自殺)(1)
過労死vs過労自殺、過労自殺の歴史的振り返り、第一電通事件
天笠 崇
(オンライン)
9
労働関連精神障害および自殺(過労自殺)(2)
精神科臨床現場と労働衛生学研究
天笠 崇
(オンライン)
10
職場のメンタルヘルス対策について(1)
過労自殺の症例シリーズ研究、先行研究、実践研究
天笠 崇
(オンライン)
11
職場のメンタルヘルス対策について(2)
職場のメンタルヘルス対策の限界と効果
天笠 崇
(オンライン)
12
新しい健康リスク要因
組織的公正・いじめ・ハラスメント
井上彰臣
(オンライン)
13
ポジティブメンタルヘルス
ワークエンゲージメントとジョブ・クラフティング
井上彰臣
(オンライン)
14
障害者の就労に関する課題(1)
障害者差別解消法施行の背景
江口 尚
(オンライン)
15
障害者の就労に関する課題(2)
障害者の就労と就労支援
江口 尚
(オンライン)
到達目標
労働環境で生じる疾病とその対策について概説できる。
労働衛生管理の対象、内容、目的、指標、判断基準について概説できる。
現代の労働者の健康問題について、予防方策を概説できる。
健康に対する職業性要因の探索または対策についてのリサーチクエスチョンを立案できる。
評価方法
評価は、授業への積極的な参加・貢献を主体とする平常点(100%)で総合評価します。評価に関わる授業中の発言や疑問については、授業時間内でフィードバックします。なお、欠席は減点する。
準備学習
(予習・復習等)
授業時間外の学習時間:60時間
講義テーマについて、自分なりの問題意識や質問事項を携えて講義に臨み、積極的に質問や議論できるよう心がけてください
その他注意等
1回2時限実施する。
教科書
特になし
参考書
特になし