学修要項(シラバス)
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講義科目(2)医学専攻博士課程

学群名:環境医科学群

科目名:環境感染学

英文名
Environmental Infectious Diseases
科目概要
博士課程 環境医科学群 2単位
開講期
2021年度 通年
科目責任者
林 俊治
担当者
林 俊治・阪口義彦・武 晃・今西市朗
授業の目的
感染を制御するための実践的方法論を学ぶ。まず、感染を制御するために原理原則を理解する。そのうえで、感染症の具体例を挙げ、それぞれの感染症の制御方法を理解する。
教育内容
まず、感染を制御するための原則について解説し、それを理解してもらう。その次に、感染症の具体例を挙げ、その感染症を制御するための方法論について議論する。その際に、その感染症の原因となる微生物の生物学的特徴が重要であることを理解してもらう。
教育方法
パワーポイントを用いて講義を行った後、講義内容についての議論を教員と学生の間で行い、理解を深める。講義中に解決できなかった問題に関しては、メール等を用いて議論・回答することでフィードバックを行う。レポートについても、教員からのコメントをつけた形で返却することでフィードバックを行う。
授業内容(シラバス)
項 目
内 容
担当者
1
院内感染の重要性
なぜ院内感染を制御しなくてはならないかを学ぶ。
林 俊治
2
院内感染の制御①
院内感染を制御するための方法論を学ぶ。
林 俊治
3
院内感染の制御②
院内感染対策を行うための組織づくりを学ぶ。
林 俊治
4
ブドウ球菌皮膚感染症の発症メカニズム
ブドウ球菌が皮膚で感染症を起こすメカニズムを学ぶ。
今西市朗
5
動物とヒトに共通する病原細菌
動物とヒトに共通する病原細菌について学ぶ。
今西市朗
6
滅菌と消毒
滅菌と消毒の重要性およぶ具体的方法について学ぶ。
林 俊治
7
抗菌化学療法
化学療法による感染症治療および耐性菌の問題について学ぶ。
林 俊治
8
ワクチンによる感染制御
感染制御におけるワクチンの役割について学ぶ。
林 俊治
9
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染の制御
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染を制御するための方法を学ぶ。
林 俊治
10
多剤耐性緑膿菌およびアシネトバクター感染の制御
多剤耐性緑膿菌およびアシネトバクター感染を制御するための方法を学ぶ。
林 俊治
11
芽胞形成菌感染の制御
芽胞形成菌感染を制御するための方法を学ぶ。
林 俊治
12
微生物の物質生産解析法
微生物の物質生産を解析する方法を学ぶ。
武 晃
13
微生物の抗菌物質生産メカニズム
微生物が抗菌物質を生産するメカニズムを学ぶ。
武 晃
14
クロストリジウム属菌の病原因子と発症のメカニズムを探る(1)
クロストリジウム属菌の病原性メカニズムについて学ぶ。
阪口義彦
15
クロストリジウム属菌の病原因子と発症のメカニズムを探る(2)
クロストリジウム属菌の病原性メカニズムについて学ぶ。
阪口義彦
到達目標
前半の講義で、感染症を制御するための基本的な方法論を学ぶ。後半の講義で、具体的な感染症を用いて実践的な方法論を学ぶ。最終的には、感染制御業務の中心的業務を担えるようになってもらう。
評価方法
レポートの内容(50%)および講義中に行う議論での発言内容(50%)の合計によって評価する。
準備学習
(予習・復習等)
予習の必要はない。しかし、感染症に関する文庫・新書・コミックスが多数刊行されており、普段からそれらの本を読むことをお勧めする。特に北里柴三郎先生の伝記を読むことをお勧めする。また、普段から感染症に関する報道に留意することを求める。講義の終了後には必ず復習を行うこと。講義を行った日のうちに復習を行うことが望ましい。復習の総時間は60時間以上とする。
その他注意等
全ての講義への出席を望むが、やむを得ず欠席する場合はメールなどで担当者に連絡すること。講義の中で議論を行うので、積極的な発言を望む。また、学生から要望があれば、首都圏感染症ツアー(北里研究所、東大医科学研究所、国立感染症研究所、目黒寄生虫館などの見学)を行う。
教科書
教科書は指定しない。
参考書
シンプル微生物学(南江堂)、コンパクト微生物学(南江堂)