特別研究(9)医学専攻博士課程
環境医科学群
単位数
12単位
科目名
環境衛生学
科目責任者
清 和成
担当者
清 和成・古川隼士・Mohan Amarasiri
授業の目的
人の衛生的かつ健康的な生存環境の創出や生態系の健全性の保全のためには、環境の状態把握、環境汚染の未然防止、汚染環境の浄化などに係る科学技術の正しい理解と適切な適用が必要である。本特別研究では、バイオテクノロジーを基盤として、環境保全を志向した科学と技術に係る研究を大きなテーマとして掲げ、環境試料や微生物試料の取り扱いに係る実験手技、環境分析手法や汚染物質の除去・分解技術の習得、それらを通して得られるデータの適切な解析手法などに係る知識と理解を深めることを狙う。受講者各人に与えられた研究テーマに基づき、目的に応じた手法を自ら選択し、研究を遂行できる能力を有する人材の育成を目標とする。
教育内容
1.開発途上国における病原菌・薬剤耐性菌汚染の実態調査
2.水系感染症予防に資する新規水質衛生指標の提案
3.薬剤耐性菌と耐性遺伝子の発生源と環境中挙動の解明
4.環境DNA/環境RNA解析による衛生動物のモニタリング
5.パルス電界印加技術や過酢酸・過ギ酸による新規消毒技術の開発
2.水系感染症予防に資する新規水質衛生指標の提案
3.薬剤耐性菌と耐性遺伝子の発生源と環境中挙動の解明
4.環境DNA/環境RNA解析による衛生動物のモニタリング
5.パルス電界印加技術や過酢酸・過ギ酸による新規消毒技術の開発
到達目標
受講者各人の研究テーマに関連する原著論文を読み解き、当該論文から有用な情報を得る能力を身につけるとともに、研究の考え方、進め方、手技・技術を学び、主体的に研究を進めていく能力が身についていることを到達目標とする。
準備学習
(予習・復習等)
(予習・復習等)
特別研究の内容ならびに環境衛生に関連する原著論文を日頃から検索し、勉強しておく。
成績評価基準
与えられた研究テーマに取り組む姿勢、定期的に実施するディスカッションにおけるプレゼンテーションや質疑応答能力、博士学位論文の内容について、総合的に評価する。